優良な手形割引業者を選ぶには、どのような点に気をつけたらよいのでしょうか?
こちらでは、特に注意していただきたい点を挙げています。
- 割引料や手取り金額を提示は優良な手形割引業者の条件
- 担当者や業者の受答えが適切で分かりやすく対応できる業者は信頼できる
- 金融事業以外の副業を兼業している業者が安心
割引料や手取り金額を提示していること
手形割引業者を選ぶ場合、手形割引の可否と金利、また受取金額についてしっかりと見積時点で提示している業者は、手形振出人の会社情報をもっている証拠です。
また、初回よりも2回目にかなり安い金利を提示するなど、周囲の手形割引業者の動きをみて値引きをしてくる手形割引業者は、気をつける必要があります。
自社のもっている情報に自信がないと考えられ、手形割引業者としての専門的な業者とは言えないでしょう。
手形割引業者のホームページを閲覧するとお客様のために最新情報を常に提供しているはずです。
反対にホームページは名前だけで、一度も更新がないような個人メイドのホームページがありますので、最良の業者かどうか選ぶ基準の一つになります。
担当者や業者の受答えが適切かどうか
手形割引を申込しているのに、他のローンの積極的に話をしたり、手形割引には関係のない書類や証明書などを必要だという人には要注意です。
また、割引業者によっては、手形割引を申込であっても振出人の信用度が低い場合に保証人を求める場合があります。
要するに何も知らないような手形割引をする人に対して、手続きや説明を適切に、分かりやすく対応できる業者が信頼できる業者といえます。
業者を見極めるためにも、最初に知っている内容の質問をしてみるのも判断材料になるかもしれません。
金融事業以外の副業を兼業している業者
今現在、手形割引業は、手形の流通の減少であったり、同業者の競争することで割引の利益が少ない時代になっています。
そして、電子手形の普及が平成24年から始まり、手形割引だけで事業の継続することが困難になってきています。
手形割引業者の中には、今までの利益の蓄積から不動産業をして、自社ビルや賃貸用の不動産業などの安定収益を得ながら金融業も兼業している業者が存在しています。業者選びをするときは、業者の情報開示をしている手形割引業者をチェックするようにしましょう。
このようにチェックできる項目を挙げてみましたが、業者名を検索することで悪い内容がないか直ぐに調べることができます。
手形割引の金利は、年率3.9~15%くらいが一般的で、上場企業や大11手企業、優良企業であれば3.9~10%、その他の企業は10%以上になります。