悪徳手形割引業者の見分け方
ご存知の人も多いですが、手形割引業者は貸金業になりますので、貸金業者登録が必要になります。
各都道府県から割り当てられている「賃金登録番号」を確認してみましょう。
■例題
○○県知事登録番号 登録(1)第001111号
日本貸金業協会会員 第000001号
この登録については、金融庁のホームページ上で登録貸金業者情報を検索をすることで調べることが可能です。
営業している貸金業者は日本貸金業協会に加盟しています。
加盟するとその業界の情報をしることができますので、各業界の貸金業の登録がない業者も信頼できませんが、協会に無加盟な貸金業者は要注意しなければいけません。悪質な貸金業者の情報がわかるサイトを利用することで、取引ができるかの判断基準になります。
また、( )の中の数字は、営業開始して3年以内を指します。
数字が大きいほど営業年数が長い営業をしている業者になります。
こんな業者には要注意
①見境がなく割引をする業者
もしも手形が不渡りすると貸倒れになりますので、大手の企業でも数千万円も割引ということは、殆どありません。
中小企業であれば信用度が低いために割引ができない場合もあります。
割引業者に拒否をされたことで、取引先の再調査がはいり、手形の不渡りを持つようなことにならなかったラッキーなケースがあります。
②担当者がよく変わる業者にも、注意が必要です。
業者が求人を活発にしている業者は、売上やノルマがきついなどで社員の定着率が悪い業者なので見極める基準です。
社員が売上げやノルマばかり気になり、お客の対応が二の次になる可能性が高いからです。
③電話対応で会社の雰囲気が分かるものです。
いっていることがコロコロと変わったりすると、とても不安になります。
良い業者は電話の対応を安定しています。
社内の雰囲気
業者の取引や経理まで分かりませんが、社内の雰囲気は見ることができます。
女子社員の退社が目立ったり、態度が不愛想であったり、整理整頓がされていないことや、お手洗いの汚れが酷いなどチェックしてみましょう。2つ3つあれば、危ないかもしれません。
経営者がワンマンであったり、経営者の不在が多い業者も信頼にかける業者の可能性が高いです。